2013年09月01日20:51
泉1丁目の湧水 【段子川をブラタモリ 01】≫
カテゴリー │段子川をブラタモリ
8/10-11、佐鳴湖とその周辺を視察され講演をしてくださった
東京大学の山室真澄先生のブログで、
佐鳴湖に流れ込んでいく湧水のひとつが
住宅地に取り囲まれている、と知って驚きました。
佐鳴湖 (3) / Limnology - 水から環境を考える
その場所を教えて頂き、昨日行ってみました。
浜松リハビリテーション病院(和合北1丁目)の西、
段子川沿いに200Mほど北上したところです。

案内の看板。

「段子川河川敷にあり、泉地区最大の湧水である。
この付近一帯は水田で各所に水が湧いていたが、
宅地造成のときこの湧水に困り、
東方の山際と中央部の二か所から、
砂◎で水道(みずみち)を作りここに誘導してある。
水量は豊富で年中変わらず、水温も変わらない。
近在の住民は洗濯などに利用している。」
湧水が豊富で、宅地造成のときに「困った」と。(^^;
地名も「泉」ですもんね。
湧水が豊富な水田区域だったんですね。知らなかった。
泉地区の北は、三方原台地ですね。
ご存じのとおり、三方原台地は昔から水利に困窮したところで、
農業用水を秋葉ダムから取水し送水する「三方原用水」が
昭和33年(1958)の事業着手から、平成2年(1990)の事業完了まで、
実に32年の年月を費やして完成されました。
この用水路の完成により、三方原地域の農業用水はやっと、
安定的に供給されるようになり、
県を代表する農業地帯へと変化していったそうです。
三方原台地のことはいちおう知っていましたが、
そのすぐ南の泉地区が、湧水豊富な水田区域だったとは。。
湧水はフェンスで囲まれ、こんなふうに湧き出ていました。


勢いのいいこと。
冷たくて気持ちいい。
少し飲んでみると、なんとなく鉱物を含んだような
(と言えばいいのかな?)味でした。
湧水は、こんなふうに段子川に流れ落ちていました。

流れ落ちる湧水を真上から。

湧水が流れ込んだ段子川は、こんな風に下流へ。
川の水はきれいでした。
曇りだったので写真が暗くてごめんなさい。

湧水のすぐ上手から、上流をのぞむ。
ザ・新興住宅地。

湧水の水源は‥、どこなんだろう。
いつまで保たれるんだろう。
ちょっと上流に足をのばしてみるつもりが、
なかなか壮大な(?)旅になってしまったのでした。
つづく。



【追記】
8/17-21のツイッターでも少しご紹介しましたが、
涼やかに衝撃的だった山室真澄先生の講演の様子はこちら。
ヨシは本当に水浄化にいいか - 環境教育と行政の根底を問う / 30年目の報告
同じ方が山室先生の視察同行記1~4を書いてくださってます。
こちらからスタート。
佐鳴湖周辺視察の同行取材記 1 - 村櫛海藻海草堆肥化農場の現場 / 30年目の報告
東京大学の山室真澄先生のブログで、
佐鳴湖に流れ込んでいく湧水のひとつが
住宅地に取り囲まれている、と知って驚きました。
佐鳴湖 (3) / Limnology - 水から環境を考える
その場所を教えて頂き、昨日行ってみました。
浜松リハビリテーション病院(和合北1丁目)の西、
段子川沿いに200Mほど北上したところです。

案内の看板。

「段子川河川敷にあり、泉地区最大の湧水である。
この付近一帯は水田で各所に水が湧いていたが、
宅地造成のときこの湧水に困り、
東方の山際と中央部の二か所から、
砂◎で水道(みずみち)を作りここに誘導してある。
水量は豊富で年中変わらず、水温も変わらない。
近在の住民は洗濯などに利用している。」
湧水が豊富で、宅地造成のときに「困った」と。(^^;
地名も「泉」ですもんね。
湧水が豊富な水田区域だったんですね。知らなかった。
泉地区の北は、三方原台地ですね。
ご存じのとおり、三方原台地は昔から水利に困窮したところで、
農業用水を秋葉ダムから取水し送水する「三方原用水」が
昭和33年(1958)の事業着手から、平成2年(1990)の事業完了まで、
実に32年の年月を費やして完成されました。
この用水路の完成により、三方原地域の農業用水はやっと、
安定的に供給されるようになり、
県を代表する農業地帯へと変化していったそうです。
三方原台地のことはいちおう知っていましたが、
そのすぐ南の泉地区が、湧水豊富な水田区域だったとは。。
湧水はフェンスで囲まれ、こんなふうに湧き出ていました。


勢いのいいこと。
冷たくて気持ちいい。
少し飲んでみると、なんとなく鉱物を含んだような
(と言えばいいのかな?)味でした。
湧水は、こんなふうに段子川に流れ落ちていました。

流れ落ちる湧水を真上から。

湧水が流れ込んだ段子川は、こんな風に下流へ。
川の水はきれいでした。
曇りだったので写真が暗くてごめんなさい。

湧水のすぐ上手から、上流をのぞむ。
ザ・新興住宅地。

湧水の水源は‥、どこなんだろう。
いつまで保たれるんだろう。
ちょっと上流に足をのばしてみるつもりが、
なかなか壮大な(?)旅になってしまったのでした。
つづく。



【追記】
8/17-21のツイッターでも少しご紹介しましたが、
涼やかに衝撃的だった山室真澄先生の講演の様子はこちら。
ヨシは本当に水浄化にいいか - 環境教育と行政の根底を問う / 30年目の報告
同じ方が山室先生の視察同行記1~4を書いてくださってます。
こちらからスタート。
佐鳴湖周辺視察の同行取材記 1 - 村櫛海藻海草堆肥化農場の現場 / 30年目の報告