2014年03月17日08:21
01 石のようにゴロゴロと 【 浜名湖の牡蠣 】≫
カテゴリー │浜名湖・牡蠣養殖を知る
先週3/15土曜日、「NPO法人 はまなこ里海の会」主催のイベント、
「浜名湖の恵み・カキ養殖を知る」に参加してきました。
集合場所は、舞阪文化センター。
弁天の海っぺりに立ってます。

3階大会議室より。
舞阪文化センターは、老朽化のためこの3月で取り壊されるそうで、
この日は「お別れの会」が開かれていました。
てっきり、カキ養殖の見学会だと勘違いしていたのですが、
浜名湖のカキを拾う体験会だったんですね。
そういえば、「はまなこ里海の会」のモットーは
「楽しく体験して知ってください」でした。
失礼しました☆

浜名湖はほどよく富栄養化しているので、
とても良いカキが採れるそうです。
鍋に入れても硬くならず、ぷるん、としているんですって。
なので、浜名湖産の養殖牡蠣は、
ほとんど浜松の市場には出回らず、
築地や大阪など、高級料理店に出荷されるそうです。
浜名漁協の組合長さんいわく、
「そういった養殖からこぼれたカキだけではなく、
天然のカキもいると見ています」とのこと。
をを、わくわく。

というわけで、大人も子どもも、
漁師さんが着るような「胴長」と軍手をお借りし、
「チャカ舟」に乗せていただき、弁天島の北の瀬へ到着。

浜名湖内の漁に使う平たい舟を、「チャカ舟」と呼ぶそうです。
東京湾の漁師さんは「チャコ舟」と呼ぶそう。
胴長をお借りしたので、
いくらか水に漬かりながら採るのか、と思いきや。

干潮の干潟に、
カキはゴロゴロ、ゴロゴロとしているのでした。
案内してくださったベテランリーダーのKさん、
「車で走っている人はみなさんを見て、
『なんで石を拾ってるんだろうなぁ』って思うでしょうね(笑)」
まったくだ(笑)
牡蠣が拾える、なんて、知りませんもんね。

白っぽいカキは死んでいるカキ。
海藻がついて黒いカキは、生きているカキ。
カキって、単体じゃなくて、いくつかくっつきあってるんですね。
死んでしまったカキの殻もくっついたりしているので、
そういうものは、石や、転がっているカキ殻にぶつけて外します。
ひゃっほー、ストレス解消しながらカキがとれるなんて!

右の生きてるカキふたつの左に、死んで開いたカキ殻が幾つかくっついてます。
そのそばには、小さな巻貝がいくつも。
あら、手で外そうとしたら、殻がとれちゃった。
どうしましょう。

このままにしておいても申し訳ないし・・・、
つい、つるっとそのまま食べてみました。
(マネしないでください。必ず火を通してください、とのことでした☆)
柔らかくて新鮮。
でも、あとから考えるに、もう力尽きて寿命寸前のカキだったんじゃないかなあ、
女手で空いちゃうんですもんね。
もう、ホントに、石のようにゴロゴロと落ちているので、
みなさん、たくさん拾っていましたよ。
最初に「舟まで自分で運べる分だけ採ってくださいね」と
繰り返し言われたわけがよくわかりました。

これ、海苔養殖の網。
はじめて見ました。
昔は、この網から手で海苔を摘んでいたそうですが、
最近はこれを専門のバキューマーで吸い取り、
海苔以外の海藻を取り除いてから、板海苔にするそうです。
バキューマーで採ると、海苔の種がほどよく網に残るので、
1シーズンに3回ほど採れるそうです。

海風と景色を楽しみながら弁天島海浜公園に戻り、
胴長と軍手をお返しするとき・・、
ふわっと、先ほどのカキの柔らかい甘みが口の中に広がりました。
不思議。
これは、或るおとうさんと坊やが採っていたぶん。
両手で抱えなければ持てないほど採ってらした方もいましたよ。

舞阪文化センターに戻ると、
「浜のレディース」こと、
漁師のおかみさんたちが用意してくださったお昼が。

漁業長さんみずから開けてくださる蒸したての牡蠣!

でかい!

早速みんな続々と並び、いただきまーす!
メニューを紹介してくださった
「浜のレディース」代表のお母さんの
自然で温かい物腰に、内心、心を打たれました。。
メニューは
浜名湖産・牡蠣の殻焼き(養殖もの=高級)
遠州灘産・生シラスの天ぷら
遠州灘産・かますの干物
浜名湖産・あさりの味噌汁
伊達巻(酢飯でなく、白ごはんで)
どれも美味しかった!
お子さんとリピート参加の若いおかあさんが
「美味しいですよね。
あちらの調理室におかみさんがいるから、
シラスの天ぷらの揚げ方、教えてくれますよ」って。
以前教わって、時々漁師さんからもらうと、作るそうです。
つづきは明日、お届けします。
江戸時代から続く石畳も登場。



「浜名湖の恵み・カキ養殖を知る」に参加してきました。
集合場所は、舞阪文化センター。
弁天の海っぺりに立ってます。

3階大会議室より。
舞阪文化センターは、老朽化のためこの3月で取り壊されるそうで、
この日は「お別れの会」が開かれていました。
てっきり、カキ養殖の見学会だと勘違いしていたのですが、
浜名湖のカキを拾う体験会だったんですね。
そういえば、「はまなこ里海の会」のモットーは
「楽しく体験して知ってください」でした。
失礼しました☆

浜名湖はほどよく富栄養化しているので、
とても良いカキが採れるそうです。
鍋に入れても硬くならず、ぷるん、としているんですって。
なので、浜名湖産の養殖牡蠣は、
ほとんど浜松の市場には出回らず、
築地や大阪など、高級料理店に出荷されるそうです。
浜名漁協の組合長さんいわく、
「そういった養殖からこぼれたカキだけではなく、
天然のカキもいると見ています」とのこと。
をを、わくわく。

というわけで、大人も子どもも、
漁師さんが着るような「胴長」と軍手をお借りし、
「チャカ舟」に乗せていただき、弁天島の北の瀬へ到着。

浜名湖内の漁に使う平たい舟を、「チャカ舟」と呼ぶそうです。
東京湾の漁師さんは「チャコ舟」と呼ぶそう。
胴長をお借りしたので、
いくらか水に漬かりながら採るのか、と思いきや。

干潮の干潟に、
カキはゴロゴロ、ゴロゴロとしているのでした。
案内してくださったベテランリーダーのKさん、
「車で走っている人はみなさんを見て、
『なんで石を拾ってるんだろうなぁ』って思うでしょうね(笑)」
まったくだ(笑)
牡蠣が拾える、なんて、知りませんもんね。

白っぽいカキは死んでいるカキ。
海藻がついて黒いカキは、生きているカキ。
カキって、単体じゃなくて、いくつかくっつきあってるんですね。
死んでしまったカキの殻もくっついたりしているので、
そういうものは、石や、転がっているカキ殻にぶつけて外します。
ひゃっほー、ストレス解消しながらカキがとれるなんて!

右の生きてるカキふたつの左に、死んで開いたカキ殻が幾つかくっついてます。
そのそばには、小さな巻貝がいくつも。
あら、手で外そうとしたら、殻がとれちゃった。
どうしましょう。

このままにしておいても申し訳ないし・・・、
つい、つるっとそのまま食べてみました。
(マネしないでください。必ず火を通してください、とのことでした☆)
柔らかくて新鮮。
でも、あとから考えるに、もう力尽きて寿命寸前のカキだったんじゃないかなあ、
女手で空いちゃうんですもんね。
もう、ホントに、石のようにゴロゴロと落ちているので、
みなさん、たくさん拾っていましたよ。
最初に「舟まで自分で運べる分だけ採ってくださいね」と
繰り返し言われたわけがよくわかりました。

これ、海苔養殖の網。
はじめて見ました。
昔は、この網から手で海苔を摘んでいたそうですが、
最近はこれを専門のバキューマーで吸い取り、
海苔以外の海藻を取り除いてから、板海苔にするそうです。
バキューマーで採ると、海苔の種がほどよく網に残るので、
1シーズンに3回ほど採れるそうです。

海風と景色を楽しみながら弁天島海浜公園に戻り、
胴長と軍手をお返しするとき・・、
ふわっと、先ほどのカキの柔らかい甘みが口の中に広がりました。
不思議。
これは、或るおとうさんと坊やが採っていたぶん。
両手で抱えなければ持てないほど採ってらした方もいましたよ。

舞阪文化センターに戻ると、
「浜のレディース」こと、
漁師のおかみさんたちが用意してくださったお昼が。

漁業長さんみずから開けてくださる蒸したての牡蠣!

でかい!

早速みんな続々と並び、いただきまーす!
メニューを紹介してくださった
「浜のレディース」代表のお母さんの
自然で温かい物腰に、内心、心を打たれました。。
メニューは
浜名湖産・牡蠣の殻焼き(養殖もの=高級)
遠州灘産・生シラスの天ぷら
遠州灘産・かますの干物
浜名湖産・あさりの味噌汁
伊達巻(酢飯でなく、白ごはんで)
どれも美味しかった!
お子さんとリピート参加の若いおかあさんが
「美味しいですよね。
あちらの調理室におかみさんがいるから、
シラスの天ぷらの揚げ方、教えてくれますよ」って。
以前教わって、時々漁師さんからもらうと、作るそうです。
つづきは明日、お届けします。
江戸時代から続く石畳も登場。


