椎ノ木谷と佐鳴湖

カテゴリー │空・鳥・水 

佐鳴湖から流れ出た水は浜名湖に行きますが、
浜名湖は遠州灘とつながっていて、
海水と淡水が混じっている「汽水湖」ですね。




江戸時代・明応7年(1498年)に起きた大地震(明応地震)によって
今切口ができ、それ以来「汽水湖」になったそうです。

だから、佐鳴湖も潮の満ち引きの影響をうけているし、
佐鳴湖も汽水湖なのだそうです。
時々、ちょっと潮のにおいがしますもんね。

佐鳴湖クリーン作戦に参加した折に耳にしたのですが、
漕艇場のそばで、なんと、エイが釣れたんですって。
アカエイだそうです。

佐鳴湖に入り込む塩水が、以前よりも増えているらしい、
と伺いました。

なので、佐鳴湖に流れ込んでいる「新川」の水源である
「椎ノ木谷」(しいのきや) がしっかりと守られていることの重要さが
さらに増していると思いました。


椎ノ木谷はここです。

椎ノ木谷保全の会オフィシャルサイトよりお借りしました


椎ノ木谷は、何年か前、埋め立ててグラウンドにする計画があったのだそうです。
でも、浜松で、子どもが泳いで遊べる川は、
都田川と椎ノ木谷くらいしか残っていない。

地元の小学校のPTAの方々が
「なんとか椎ノ木谷をこのまま子供たちに残そう!」
と始めた署名運動に多くの署名や賛同が集まったことに応えて、
グラウンド化の計画はなくなったと伺いました。

その後、浜松市は椎ノ木谷を緑地として保全することを決定し、
平成17年には、県下で初の「特別緑地保全地区」に指定されました。

現在は「椎ノ木谷保全の会」の皆さんが、丁寧な活動をしてくださっています。
椎ノ木谷保全の会 オフィシャルサイト

こちらの記事もわかりやすくて楽しいです。
椎ノ木谷特別緑地自然地区 / 転入子育てファミリー応援サイト・ようコソ浜松


***


木下孝司さん撮影の新川、であい橋の下。
水は木立の向こうでぐるりと蛇行し、
佐鳴湖に流れ込みます。
椎ノ木谷と佐鳴湖
『夏休みの佐鳴湖』佐鳴湖百景 


いつもきれいな水が流れ、魚や鳥の姿が見える新川。
であい橋をあるく人はたいてい足をとめて、
ひととき水の流れや魚たち、鳥たちに見入っていきます。
夏の夕方、散歩の途中、
ここで脚を冷やすのを楽しみにしているワンコたちも。


この水たちを産んでくれている椎ノ木谷を、
ゆっくり歩きたいと思っています。


佐鳴湖に流れ込む他の川、
段子川や御前谷水路の水源にも興味がでてきますね。




にほんブログ村 アウトドアブログ バードウォッチングへ
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 浜松情報へ
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ


同じカテゴリー(空・鳥・水 )の記事
愛ある工事看板
愛ある工事看板(2013-11-19 06:00)

佐鳴湖クリーン作戦
佐鳴湖クリーン作戦(2013-08-12 06:00)

子どもたちへ
子どもたちへ(2013-02-17 11:49)

キジは消えた
キジは消えた(2013-02-09 21:31)

02 葦原のいのちたち
02 葦原のいのちたち(2013-02-06 12:00)


 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
椎ノ木谷と佐鳴湖
    コメント(0)