自然環境を無視した特例建築許可申請の阻止に、ご理解とご協力の御願い。

カテゴリー │【概要】

佐鳴湖は古代より、住民に愛される身近な自然の宝庫でした。
しかし、人口増加と都市化により、自然を人々が求めることに反比例して、
失われる自然の度合いが激しく、
危機感を持った住民やグループ、ボランティアで、
また、市や県、国も血税を注いで、
その維持や回復に官民挙げて努力を継続して、
50年の歴史を重ねております。

その貴重な自然保護と再生活動の経験と結果の中から、
佐鳴湖周辺の用途規制区域を定めてあります。
今回、静岡大学から、という形式で、
ボート部漕艇場の建築申請があった場所は、
「第1種風致地区」であり、「第一種低層住居専用区域」の為、
市民、県民、国民でさえも今回申請の建築物は
原則許可されないことに定められています。

その法に反し、また、
永年の市民ボランティアや官民挙げての保護活動や協調活動を
まったく無視した、
エゴとも思える特例許可申請を出され、
地元住民としてもその公共性の欠如に唖然と致しますとともに、
真正面から特例許可申請に反対を致すものでございます。

これまで、静岡県は佐鳴湖に多大な時間と予算を費やし、
水質浄化に真摯に取り組んで来られました。
その結果、近隣理解や取組などの活動とも相まって、
6年間続いた全国湖沼CODワーストワンを脱出することが出来ました。

その後も、良好な数値を維持しております。
静岡大学も地域貢献に積極的に取り組んでいただき、
佐鳴湖の汚濁メカニズムや浄化の提案などをしてきて頂いているところです。

このことは、近隣住民や散策に訪れる多くの市民の衆知するところでありますし、
大いに評価されているところでもあります。
しかしながら、そのような活動をしてこられた県と最高学府の教育機関が、
佐鳴湖の環境に
積極的に負担を掛けるおそれのある施設を建築しようとしていることに、
大きな疑問を抱いています。

また、その建築が契機となり、
周辺地域の自然破壊、開発が進み、
さらに大きな負荷原因となるのではないか、
と更なる不安を持っています。

どうか本件の許可ご決定にお力のございます貴殿各位には、
佐鳴湖自然保護活動の永い歴史と、
現在でも官民が協同して
「都市のオアシス、湖面や湖岸から生物や自然環境を育み、
みんなでつくる生命の源の佐鳴湖に!」
と目標を掲げ活動をするボランティアグループの内容をもご理解くださり、
自然破壊を阻止くださるよう、御願い申し上げます。


人間と自然の介
FAX 053-415-8375
TEL 053-479-2110
浜松市中区富塚町5206-1





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