【リニア新幹線】南アルプスは、世界の雷鳥の南限

カテゴリー │リニア新幹線



おはようございます。
静岡県は浜松で綴っておりますこのブログ、
まこと5年半ぶりの更新です。




こちらよりお借りしました



実は、リニア新幹線の問題に
心を痛めています


というのは、数年前、
静岡大学浜松キャンパスでの
戸田三津夫先生のお話を伺いに行ったとき、


(このブログでも
「11/24 サイエンスカフェ」というカテゴリーで
連載してご紹介しました)



聴きにこられていた静大の先生が語られたのです。


「昔、東名高速道路が初めて浜松に開通したら、
泉町の池の湧水量が激減した」



と。


東名高速道路と、浜松市中区泉は、
直線で2.5キロほどの距離。
私にはとても衝撃的なお話でした。


それ以来、リニア新幹線の建設には、
ずっと心を痛めています。
ずっとはるかに、比べものにならないほどの
自然が失われるのでは、と。




こちらよりお借りしました




新東名高速道路の開通で、
静岡県掛川市では
滝が枯れてしまった
と、
掛川市森林組合さんのFacebookで知りました。


悲しすぎる。





静岡県民は、この問題外せない!


きのう、『れいわ新選組』代表の
山本太郎さんが、浜松駅北口でお話会をされ、
後半からでしたが、参加してきました。


太郎さんは
「時間が押し迫ってきたので、
れいわの『8つの緊急政策』の話をします」
と言った直後、


「そうや!静岡県はこの話外せない、
リニアの話!」



とのことで、
『れいわ新撰組の環境大臣』の
辻村ちひろさん (男性) が登場され、
とてもわかりやすいお話をしてくれました。


以下、記憶を辿った書き起こしです。


◇◇◇


僕は川勝知事とは
考えが相容れない部分がかなりあるが、
川勝知事はリニアの環境問題については、
とても真剣にやっている。
非常に孤独な戦いをしている。


是非、知事の心が折れないよう、
知事宛に手紙やメールなどを送ってほしい。


JR東海は、リニアの工事で
「1秒に2万トンの水が失われる。
でもそれは戻します」と言うが、
「全部戻します」とは言わない。
不可能だから。


南アルプスは、
1年に4ミリから6ミリ、隆起している。
これは地質学者も認めるところ。
これが、地震が起きるとどうなるか。


即座にメートル単位の高低差が起きる。
トンネルの中では起きないですよ、
でもトンネルから出た部分で、
これが起こり得る。


時速500キロで走ってる新幹線が、
このメートル単位の高低差にぶつかると、
乗員乗客は全員即死。


「そんなことは隕石がぶつかるくらいの可能性」
とJR東海は言うが、
3.11ではそのくらいの可能性、
と言われたことが起き、
あれだけの人々が被害を被った。


時代が良ければ、南アルプスは
世界遺産にもなれたかもしれない程の
重要な自然環境。
世界の雷鳥の生息の南限。


そういう重要な自然環境を壊して、
地下の水が抜けると、上は乾燥する。
乾燥すると植物が変わる、
そうすると雷鳥は生きていけなくなる。


そういう悪連鎖が
10年、20年以上の長いスパンで起こる。


南アルプスは皆さんの財産ですよ。
南アルプスの山々から流れ下ってくる
大井川、天竜川、
南アルプスからのそういう水があってこそ、
静岡は成り立ってきた。


その水が駿河湾に流れ込むから、
サクラエビが獲れる。


そういう自然の繋がりを壊すことを
リニア建設でやろうとしている。


これは是非、県民の皆さん、
是非声を上げてください。
リニアは、なんの得にもならないですから。



このお話の最後の54秒が、こちらの動画です
https://youtu.be/luf5mU1v3GA





皆がおだやかに
聴き入ってしまうのは、
なぜか


・・私感ですが、
15年くらい前、与党が大敗して、
野党第一党が華々しく政権をとったことがあったでしょう。


あのときは私、与党に投票しました(笑)


何故って、野党第一党はそれまで
与党のバッシングばかりで、
各分野の問題のリサーチとか、
具体的な案を練るとか、
そんなこと一切してなさそうだったから。


話をきのうの山本太郎さんに戻すと、


『国の借金』に関する私たちの誤解をときながら、
太郎さんが語られる
経済の立て直しを喫緊にした政策は、
庶民や中小企業、地方の切実な視点に立った、
すぐにでもやって欲しい!と思う、
具体的なものでした。


集まった皆さんが
おだやかに聞き入ってしまうのは、
真摯さが伝わるから。


『殺されてもいい』
という覚悟でやってらっしゃるそうです。


以下、そのほんの一部、
記憶からの書き起こしです。




僕は、
この国をこういう国にしてきた
自分自身に怒っている


地方が活性化することが、一番の安全保障。
大地震が起きて
主要都市が連鎖的に機能しなくなった場合、
東京以外の、島根でも青森でも
日本海側の都市でも、
東京に替わって日本を維持していけるようにする。
それが、一番の安全保障だと思いませんか。


そのために、
地方が経済的に活性化することが必須。


国の保障で、
全国一律1500円の賃金にすることが可能。

消費の罰のような消費税をやめて、
大企業優遇の税制をやめ、
毎年ごとの収益に合わせた税制にすれば、

(↑これは具体的に話してくれました)
それが可能。
中小企業にも無理はかからない。


そうすれば、地方でも仕事が増える。
大都市圏でわさわさ高すぎる家賃を払って住まなくても、
地元に住んで、
時々東京に遊びに行けばいいか〜、
ってなる。


太郎さんが国会議員だったとき、
参議院の予算政策室に

(注・名称の↑↑記憶が曖昧ですみません)
当時8パーセントだった消費税が
廃止されたらどうなるか、
試算を頼んだ。


その結果、


一度物価が下がる
⬇︎
購入が増える
⬇︎
それにつられて物価も上がりつつ、
3年後に景気はよくなる


という試算が出た。
れいわが政権をとったら、
これをすぐにやりたい。


僕は、この国をこういう国にしてきた
自分に怒っている。


芸能人は、大企業のCMに起用されれば、
当時の僕クラスでも、
1本出れば、年間契約のギャラは2000万。


大企業に気に入られてナンボ、だから
企業の気に入らないことは言わない。


だから、
芸能人に政治的な発言を求めても無理。



だから、

スポンサーなしでは成り立たない
テレビやマスコミに、
「本当のことを報道してほしい」
なんて甘い期待をしてはダメなんです。


あなたの一票では政治は変わらない。
投票権を放棄している人が、50%いる。
投票に行かないひとを
口説かなければいけない。
どうか、周りの人に広めてほしい。




◇◇◇


この浜松でのお話会の全体の様子は、
YouTubeにも上がっています。
ご関心のある方は、ぜひご覧ください。




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