【速報2】 静岡大学の意志は??

wakaba

2013年02月09日 13:25

さきほどご案内した、2/23(土)の住民への説明会のチラシは、
浜松市に、メールで意見を出した方に送られてきたものです。
私たち住民は、まだこのチラシを見ていません。
これから回覧板で回ってくるのだと思われます。

このチラシを読み、実に不思議に思いました。



実施は
「静岡県浜松土木事務所」と
「静岡大学」 による、との記載があったからです。


以前、当ブログの
「1/17 公聴会での静大漕艇部・喜多教授と川端専門監の言葉」
という記事でご紹介しましたが、
1/17の公聴会後、喜多教授は
「多くの市民の方々から、長く後ろ指をさされるような場所は避けたい。
県に、最適な場所を薦めて欲しい。」

とおっしゃいました。


また、1/19の静岡新聞記事では

同大ボート部の喜多隆介顧問は
「反対される場所への移転は学生にとっても不本意」と、
県に対して地元の理解を得られる形での移転を求める。

との記載があります。


また、1/29の中日新聞には

 こうした声に、漕艇部顧問を務める静岡大創造科学技術大学院の喜多隆介教授は
「何も問題のない土地だと思っていた。
部の活動には、環境への配慮や周辺住民の理解が必要だ」と話す。
関係者によると、今後、移転先が変わる可能性もある。

との記載があり、同記事には

佐鳴湖の生態系などを調べている
静岡大工学部の戸田三津夫准教授も
「自然の状態のアシ原がよく残っており、多様な生態系がある。
できれば開発は避けたいところで、もっと知恵を絞るべきではないか」
と指摘する。


とも。


予定地入り江の
葦原を、西側からのぞむ。
こちらで、同じ葦原が東側からご覧いただけます



静岡大学は、2003年10月に
「静岡大学アメニティ佐鳴湖プロジェクト」を発足させ、
工学部の複数の先生方が
分野横断的に地域の問題に連携して取り組む、という
全国的にもあまり例のない果敢な取り組みをされ、
佐鳴湖の水質改善に大きな役割を果たして下さっています。

全国水質汚濁ワースト1であった佐鳴湖を、
ワースト5から脱出、という
みごとな結果を出してくださった
諸先生方のご苦労と努力を考えますと、
静岡大学が、
佐鳴湖に最後に残された自然環境を破壊する
県の指示を受け身に鵜呑みにしてしまわれるとは、
私たち住民には、とても信じ難いのですが。



静岡大学には、
県から斡旋された現在の予定地は
YES なのか NO なのか、
NO ならどこを希望するのか、
はっきりと表明して頂きたく願います。


それによって、私たち市民は
静岡大学のご意向を理解し、
これからの支援を深めることもできます。


また今後、「市民と行政との協働」
というキーワードがどんな分野にも重要になってきますが
その協働の担い手となる、市民・市民団体の声を
「すでに土地買収は契約済みだから」の理由で無視してしまえば、
将来のパートナーシップに大きな禍根を残すことになります。

私たち市民の、自然保護の
永年の努力と今後への期待をお汲み取りいただき、
それに沿った判定を期待しております。



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この記事冒頭の写真で、私たち同様に訝っているのは、
佐鳴湖さま撮影のマヒワちゃん。

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