1/29 浜松市建築審査会 傍聴のご報告

wakaba

2013年01月30日 01:38

皆さまのご支援のおかげで、
ただちに工事がはじまり、葦の原がなくなる、
ということは避けられました。
ありがとうございました!




昨日1月29日、15時から行われた、浜松市建築審査会では
「許可の決定を下すには多くの疑問がある」とのことで、
委員の総意で、この件に関する審議は今後も継続されることになりました。

今後は、委員による現地調査が行われ、
その後再度、審議が行われます。

きわめて良識ある委員のみなさま、また
「数多くお問い合わせをいただきましたので」と、
18席の傍聴席をご用意下さいました、
浜松市建築審査課のみなさまに、
心より御礼申し上げます。





傍聴に参加された方々は、私も含め11名でした。

審査会の冒頭で、市と県から、委員への説明の際には、
この件について、8件のメール、2件の電話、1件のFAXが
届いていることも報告されました。

「それだけの数のメール等が来ているということは、
土地を斡旋した県と、それを受けて申請する静岡大学からの
住民へ対しての説明不足ではないのか」
という質問もなされ、やはり、

     傍聴することも含め、
    民間人の声を届ける、ということの重要さを実感いたしました。




昨日、予定地そばにいらした野鳥カメラマンの方に教わったのですが、
予定地の入り江の北側に、細長い葦の洲が、長くのびていますよね。
あの洲の根元のあたりには、ずっとキジがいたのです。
2年前に、あの部分は整備工事されたのですが、
それ以来、キジはいなくなり、戻ってこないとのこと。
ブルドーザーが入るだけで、鳥は逃げてしまい、戻ってこないそうです。




なくなった自然は、回復するのに、果てしない時間と労力がかかります。
だからこそ、私たちは今ある自然を、できる限り本来の状態で
次の世代の子どもたちへ受け継ぐ必要がある、と思っています。


今回、ただちに工事が始まるということは避けられましたが、
計画そのものが撤回されたわけではありません。
今後、この計画がどのような方向に進むのか、
継続して注意深く見ていく必要があります。







     佐鳴湖の自然を愛するみなさま、
     一緒にこの自然を守って行きませんか?
 



審査会当日の昨日、このブログへのアクセス数は、1305 でした。
地元浜松、静岡のみなさま、そして
全国から、「自然を守る!」と熱いお心をお寄せくださった皆さまにも、
心から、こころから御礼申し上げます。



どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます!



この記事の、
2頭のハイタカ、ユリカモメ、鋭いまなざしで飛ぶミサゴの写真は 佐鳴湖さま
カワウたちの写真は country walker さま
美しい、予定地の入り江の葦原の写真は @hamawebさま のブログよりお借りいたしました。
ありがとうございます!


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